我が家の物置に昔のネットブックが転がっていました。*1 ヨメがお手軽にPCを使いたいというので数年前に買ったものだったはずですが、SSD換装、メモリ増設を経てOSをWindows10にアップデートしたものの遅くて使えない、とのことで放置、一度はChromiumを入れてみたもののやっぱり遅くて使えなかったのでまた放置、HDDに戻して売り飛ばそうと思ったらそのHDDが何処かに消えてしまい、そもそも売っても数百円くらいだろう、と言うことで処分に困っていました。
それを「バラして再利用しよう」となぜ思いついたのかは定かでないのですが、いつの間にかバラしてジャンクパーツと化したネットブック。たまたまRaspberry Piも一緒に転がっていたので、ラズパイ開発用ディスプレイを作っちゃおうぜ、とこのプロジェクトが始まりました...。
目次:
まずは必要な部品の調達から
LCDコントローラーはAmazonでも販売されています。コレとか(ちなみに私はebayで買いました)。
宅配便が届いて開封し、さて繋げようぜ、という段階で大変なミスをしでかしたことに気が付きました。
このボードの電源、どうやって取るの?
12VのACアダプターで動作する、とはあるけれど、家には合いそうなモノはなかったので、ジャンク屋*2に行ってアダプターを探したのですが...。
ジャンク屋を甘く見てはいけない
まぁそのまま適合するアダプターがある訳がないんです。「ACアダプター」と一口で言いますが、仕組みを考えると、
- 交流電源(日本国内は100V)を取り込んで直流電源に整流する
- トランスで電圧を下げる
- 直流電源を送る
ってなことをしていて、2の電圧を下げるところでいろんな種類があり、かつ3の直流電源側の差込口が色んな種類があって、ピッタリ合う、まるでシンデレラフィットのアダプターなんて普通は一緒に購入するような代物なわけです。
ジャンク屋にはACアダプターだけでも200個くらいあったでしょうか。全部見ましたが「コレ!」という一つには出会えませんでした。
私を甘く見てはいけない(笑)
そこで私は諦めません。と言うか、そもそも「一つ」に出会えるとは最初から思っていませんでした。全部見ている中で、「電圧(と電流)」に合致するもの、「差込口」が合うものの2種類を探し、あとで「ニコイチ」すればいいじゃない、という発想で、それぞれ一つずつ購入しました。しかしジャンク屋も一筋縄ではなく、2のトランス部分で合致したのは「12V/1A」「5V/1.5A」というハイブリッドなものでした。
ということは、ケーブルが2本(直流なのでプラスとマイナスが各1本ずつ)ではない、ということになるので、ケーブルを割いてどれが12Vの線なのかを調べる必要が出てきました。ケーブルの出口である差込口のどこから12Vが出ているかはわかっていたのでその差込口のケーブルを探せばあとは「差込口」用のアダプターから差込口を切ってトランス側にくっつけるだけ(笑)。
#ちなみに動作確認後に撮ったのでもう起動しちゃってますが。
とりま接続+動作確認
あとはケーブル類をひたすらつなげて電源を入れるだけ。
(お決まりの)使用感レポート
このあとお決まりの「使用感レポート」で締め...、られません。だって、使用感なんて最悪ですもん。ディスプレイ小さいし、そのままの液晶板をサラで使ってるからその辺に置けないし、スマホスタンドみたいなのに立てっぱなしにしておくわけにもいかないし。*3
このあとどうするか?
正直、問題は山積しております。そもそもケーブルやら基盤やらむき出しなのは問題ありありなわけで、まずこの点(クロージャーとか配線のまとめとか)から解決する必要があります。他にも、
- タッチパネル対応したい
- コントロールパネルのスイッチのダサさをなんとかしたい
- ラズパイ専用、またはラズパイ組み込みのディスプレイにしたい
- 「可搬性」を持たせたい
- 何ならカーナビにしてやろうかぁ!
とか。妄想も少し含んでいますが(笑)、実現性の低いものは少ない気がするので、なんとかなるんじゃないでしょうかね。
最後にもう一つ
もともとこの記事の内容はブログ用ではなかったので工作中の写真を大量に撮り損ねております。今後は写真もっと多めに載せたいですね。
あと、机の上、今後はきちんと片付けます(笑)。