マウス小噺

キーボードの小噺をしたならマウスも小噺を少ししておきましょうか、というネタの埋め草でございますよ。

と言ってもキーボードもそこそここだわりがあるのでマウスもこだわっていたりします。

マウスもMicrosoft製が好き

実は数年前まで、PCにPS/2端子が普通にあった頃の話ですが、MSのIntellimouseの愛用者でした。ちょっと変わった形ですが、右利きの私にとっては一番しっくりくる、エルゴノミクス形状のマウスでした。

Microsoft 673-00089 IntelliMouse [並行輸入品]

Microsoft 673-00089 IntelliMouse [並行輸入品]

  • 出版社/メーカー: Crabot
  • メディア: エレクトロニクス

今でこそユニバーサルデザインだの言いますが、やっぱり左右非対称な形のマウスの方が手首の負担が少ないように思います*1。で、先日キーボードが壊れた際に、同梱されていたマウスも使うのを止め(理由は2つ。キーボードを有線に切り替えるので結局有線でも無線でもどっちでも接続端子が2つ埋まってしまうこと、もう一つはちょうどいいタイミングで電池が切れたこと。)、これまたサブで持っていたMSのコンフォートマウスを使っています。これは左右対称ですが他のに比べると多少手首への負担は少ないです。

マウスパッドとリストレスト

マウスパッドもデスクトップには常備しています*2。ボール式のマウスの汚れを軽減することがメインでしたので、材質もこだわりがなかったのですが、フラットであることと大きめであることが条件でした。 でも最近、この1~2年くらいでしょうか、マウスパッドに「リストレスト(Wrist Rest)」、手首置き、とでもいうのでしょうか、これが付いているモノを使い始めるようになりました。手首への負担が少し減ります。痛みがあまり出ないです。キーボードでも、エルゴノミクスキーボードにはレストそのものであったり、似たような機構があったりするのですが、私はわりと手首を浮かせてキーを打つタイプなので*3リストレストに手首が乗ることはあまりないのですが、マウスはどうも手首が浮かないので強制的に手首を浮かして、上腕と手のひらが一直線になるようにするのが負担にならないのでしょうね。

意外にゲーミングマウスがイケてる

マウスはキーボードほど消耗品ではないので、あまり買い替えることもせず、今使っているコンフォートマウスも5~6年くらい使ったり使わなかったりで現役で使えているわけですが、先日ジャンク屋さんでジャンクなゲーミングマウス(Venom Xというブランド?のマウス)を買って少しだけ使ってみたところ、「エルゴノミック」とまでは言わないまでも、握った感じもよく、ゲーミングマウスの特徴の一つである4つ目以降のボタン(これが全く動作しなかったのでジャンクだったんですね...)の位置も絶妙で、基本は親指で操作することになるわけですが、無理やり手首をこじって押すわけでもなく、押しやすい位置に論理的に配置されていて、これからはこっちがいいかな、と思っていたりします。ちょっと高いのが玉に瑕ですが*4

結局は健康のために

マウスにせよキーボードにせよ、使いすぎることで手首や腕、肩に負担がかかり、凝りや炎症を起こしてしまうことを防ぎたいわけです。こういうと「大げさなことを言う」、と思われる方は多いです。仕事でパソコンを使う方は多いですし、平日仕事中ずっとパソコンが目の前にある、という方からしてみたら、「俺だって毎日平日使ってるけど手首なんて痛くならないよ」となるわけですが、我々(IT/プログラミング)業界はキーボードの上に手が乗っている時間が圧倒的に多いんです。マウスを使う機会は実はそれほど多くなく(ちなみに私は意識してマウスを使うようにしています)、手をキーボードから外すのが面倒になってしまうのでいかにキーボードだけで全部済ませるか、ということを考えてしまうほど、キーボードの上に手が乗っているわけです。 「腱鞘炎」という病気、ピアノを弾いている人がなることが合ったりしますが、PCを長時間使う業界の人もなる病気です。これにならないためにエルゴノミクスキーボードやマウスが存在するんですが、結局は自分の手に合ったものを使うのが一番なんですよね。

余談

そういえばIntellimouseの復刻版みたいなのが出たらしいですよ。買おうかどうか悩んでますが、まずはキーボードをエルゴノミクスタイプにしないとなんだよなぁ。

もう一つ余談

もう一つゲーミングマウスを買いました。やっぱり中古で。ASUSのROG Gladius II Originという、なにやらゲームっぽい名前なヤツです。

少し調べてみると、「IE3.0クローン」という言葉が出てきます。インターネットエクスプローラーかと思ったんですが、Intellimouse Explorer 3.0というマウス、私が愛用していたIntellimouseの後継機なんですね。もうずいぶん昔のことで忘れてしまいましたが、確かIntellimouse Explorerは大きすぎて、しかもマウスの裾が無駄に広くて持ちにくいという印象があって(そのくせ高かったから)使わなかったんじゃなかったかなぁ。

ついでにもう一つ

あくまでも個人的な当たりはずれ、という話なのですが、ELECOMさんのマウスはどうしても私は「当たり」が引けません。すぐ壊れるんですよね。なんか電磁波出てるのかしら...。

*1:左利き、マウスは左で使う派の人に使うな、というつもりもないです。むしろ左利き用、形が逆のものを出す方が左右対称の似非エルゴノミクスよりなんぼか使いやすいと思うんですが、まぁコストがね...、という世知辛い話なんですよね。

*2:モバイル環境では持ち歩きません。逆にマウスが「どんな表面でも使える」タイプのものを選んでいますし、長時間使うこともないので気にしていないです。

*3:タイピングを教えてもらった時にそういう癖をつけられました。タイプライター時代は手首を浮かせてキーを打たないと力が入らない(文字が打てない)のと、手首の角度をまっすぐにして負荷を減らすため、という理由があるそうで。

*4:ちなみに、ゲーミングキーボードに関して言えばストレートタイプが多いので、エルゴノミックという観点で言えばその他大勢と同じと認識をしています。メカニカルとメンブレンの違いもキーの打ち方が力が無駄にかからない打ち方なので正直どっちでもいいんですよね。やっぱハの字でないと。たまに左手用キーボードと言うのがゲーミングキーボードの付属品で売ってますが、あれにはちょっと興味があります。