小ネタ:雑感・2020年6月1日

日本国内で最後まで残っていた緊急事態宣言地域の解除が5月25日(月)に行われ、その次の週が始まったのは翌週の6月1日(月)でした。すでにニュースや実際に都内や皆さんがお住いの地域などで実感されたかとは思うのですが、私の目に映ったこと、そして私が思ったことをエッセイ風に記しておくことにします*1

駅のホームには、まだいつも通りとはいかないまでも、電車を待つ人たちが多く、久しぶりに並んで電車を待つ姿が見られました。今までと違うのは、列の間隔が心持ち広く感じられることと、「整列乗車」を実施していないため列が若干ランダムになっていること。特に2〜3列に並ぶことがなかったのに、ごく稀に一列に並んでいたはずなのにいつの間にか誰かが2列目を作っていたりすることでしょうか。

電車に乗っても、都心に向かうにつれ徐々に人が増えていきました。「満員」の定義がよくわからないのですが、先月までと比べれば明らかに人の数は増えています。先月も週が明けるごとに電車に乗る人の数は増えていきましたが、今日は随分急に増えたように思えます。

常駐先の会社敷地内から出ることはないのですが、窓の外から見える景色は少しずつですが人が戻っているように感じます。もっともこの日の都心は朝から霧雨が降ったり止んだりしていて、さらに言えば場所的にも文教施設が多い地区であることもあって、それほど多い人出がある場所ではありませんが。

ちなみに私の常駐先はしばらくリモートが続くようで、リモート業務のサポートを行う人たちだけが出勤している状況はずっと続いており、オフィス内に人が増えたということはありません。

夕方

都心に出かける時に人が増えているのですから、帰りも人は多いに決まっています。ゴールデンウィーク前後は余裕を持って都心からの電車でも座れましたが、この日は途中の乗り換え駅まで座れませんでした。言うまでもなく都心に近い駅から電車に乗れば「満員」でした*2

郊外に向かうと、ゴールデンウィーク前後であれば猛烈に閑散としていた乗り換え電車や駅もそこそこ人出があり、夕方には真っ暗になっていた駅前通りも店舗が開いていたり立ち寄る人たちがいたりと、以前のような賑わいを見せているようでした。

定点観測

毎日同じ電車の同じ乗降口から乗ると、ほぼ同じ人と出くわすはずなんですが、この日はあまり「馴染みの」乗客に出会わなかった気がしました。何を意味するのか、単に月が変わって通勤経路が変わったのか、それとも「通常営業」となり通勤の時間がズレたのか。さらに言えば、この日に乗っていた人たちは「通常営業」でこの時間に電車に乗っているのか…。

今後どうなっていくのだろう

この日、東京都では新たに10数人のコロナ感染者が判明した一方、月が変わって人も増え、学生たちも学校が始まるなど、一気に人出が増える要素が発生しました。通勤をしている(せざるを得ない)人たちにとって、もちろん『彼ら*3』は通勤をしなくてはいけないからこそ朝の電車に乗り込んでいるのだと思うのですが、本当にその通勤は必要だったのか、と考えてしまいます。ずっと家でリモートワークとやらをしていたはずなのに、6月に入った途端に出社を求められ、仕方なく、なのか嬉々として、なのかはわかりませんが出社しているのだとしたら。

そして、「コロナ禍」というちょっと前に流行ったバズワードのことをすっかり忘れてしまい、いつも通りの日常が来ると信じてやまない人たちが、満員電車でギュウギュウ詰めになればなるほど日常が戻ってきたと思い、コロナウィルスのことを忘れたころにまた季節外れの大流行が起こってしまったりしてしまわないだろうか、と東京都の西のはずれにあるとある駅で電車を降りながら少し身震いしてしまいました。

迎えのクルマに乗った途端にアルコール消毒液を手に塗りたくり、帰宅したらスーツを脱ぎ除菌消臭スプレーをスーツに振りまき、着替えを済ませて手洗いうがいをし、食事の前に体温を計ってみましたがいつも通り平熱*4でした。

*1:という書き方をしておけば当日に記事を投稿せずにいつも通りの配信スケジュールに載せられる、という技だったりして。

*2:しつこいようですが満員の定義はわからないですが、吊革に捕まるのが少し難儀するくらいの混み具合でした。

*3:6月に入って通勤を再開したであろう人たち

*4:と言っても平熱が35度台という、もともと低体温気味なんですが。