2020年の総括

うーん、2020年の総括と言っても、「コロナがぁ~」「コロナでぇ~」で済ませちゃおうかな、と思うくらいコロナ禍の影響は大きかったなぁ、と感じます。私自身の総括ではないですが、私が2020年の春先からずっと感じていたのは、季節感がとても希薄であったこと。オリンピックだけでなく大小さまざまなイベントが中止になったりオンライン開催に切り替わったりしたことで、季節の移り変わりを感じることがあまりないままに一年が終わってしまったような気分です。

でも、私の総括は毎年恒例のフォーマット通りに。

2020年のイベントカレンダー

仕事の振り返りの前に、まずは2020年の全体的なイベントから振り返り、それを踏まえた仕事の振り返り、といういつもの順に。

2020年に発生したライフイベント

「ライフイベント」と正しく言えるのは一つだけ、家の購入でしょうか。もっとも、私も多少資金を出しているとはいえ、購入したのはヨメなので(現状所有権もヨメにしています)、購入に伴う引っ越しが発生した、というよりは、引っ越しの予定、としておきましょう。結局購入の手続きが11月末に終わったので、年末よりは年明けに引っ越しの作業が入ってくるでしょう。12月は手続き系で終始しそう*1*2

が、2020年はなんだかんだ言って「コロナ禍」ですよね。良くも悪くもいろいろと変えてしまいました。生活様式も仕事スタイルも。ライフスタイルの変容を余儀なくされた、という点では一つのライフイベントでしょう。インパクトは大きかったです。3か月ごとのイベントをこの後整理していきますが、やはりコロナの影響が見えてきます。

仕事に関して言うと、2019年内に仕込んでいた大きなネタが2つ動き出してくれて、結果としてどちらも成功した(ただしコロナの影響で現状継続案件となっていない)、という状況でした。

1~3月

2019年12月にまでさかのぼりますが、実は、福島県内での「就労体験」的なことを2019年度に行うというアナウンスがあり、説明会に参加し、面白そうだな、と思ったので何社か応募をしていました。年が明けた1月から本格的に先方の企業との面談等が始まり、2月~3月にかけて福島県内の2つの企業に訪問し、「就業体験」という名目でシステム開発の作業を現地にて行う、という作業を請け負いました。

費用に関して言えば儲けが出ているとは到底言えず、正直なところを言えば赤字出血大サービス的な費用で請け負ったわけですが、実際にはそのあとのメンテナンスや次につながる提案などを行うことで、次につなげる(もちろん次回からは正規料金で)、という話をしていました。

ただ、最終的には3社との契約を結ぶことになったのですが、1社については契約の途中でコロナ禍による「緊急事態宣言」で県外への移動がしにくくなってしまったことで、現在も宙ぶらりんになっていますし、訪問済みの2社についても再訪問をする機会を逸していて、顧客リテンションという観点で言えば、「コロナ禍でリテンションができておらず」というステータスになっていたりはします。

4~6月

もう一つの2019年内に仕込んであったネタは4月に本格始動しました。IT講師の仕事を、受注自体は2019年の秋口にできていて、2020年に入ってから契約や研修やらを受けて、実際の業務は4月から6月まで。いわゆる「新入社員向けプログラミング研修」、だったのですが...。

全国的に「緊急事態宣言」が発令された直後で、企業も完全に新年度を通常の状態で迎えることができておらず、通常であれば教室に生徒である新入社員を入れて、講師が教える、というやり方であったものを、オンライン会議システムを使ったリモートスタイルの講義+メンターのフォロー、というスタイルに急遽変更となり、ぶっつけ本番での運用変更で対応をすることになりました。

メンター(メインで教える講師としてではなく、生徒のフォローを行う立場)で参加をしたのですが、さすがに完全リモートというわけにはいかず、講師陣は講義を行う予定であった建物に集合し、そこで直にコミュニケーションを取りつつ生徒とはリモートでコミュニケーション、という講義スタイルに落ち着きました。

7~9月

実は、2020年に入ってずっと前半くらい、そんな大きめの仕事をしている中で、ちらほらと引き合いがあり、並行してその話をまとめて契約に結びつけ、さらにコロナでいったん止まって、というような状態になっていました。それでも単発での仕事がちらほらと入ってきていて*3、忙しい、とまでは言わないけれど、「まぁコロナ禍だし全体的に仕事も少なくなってるのかなぁ」、と思いながら仕事をしていました。

ただ、1件だけ、4月の時点でコロナで止まってしまった案件が動き出すかも、という情報があり、打ち合わせなどは頻繁に行っていました。

10~12月

無事、今年の初めに企画が始まって、コロナ禍で止まっていた大型案件が10月から開発開始となり、他にもコロナ禍の補償がらみで補助金が入ったりして細かいプロジェクトの予算として使っている関係で別のプロジェクトが動き出したりと、年末までびっしりと予定が入っている状態だったりします。

さらに個人的なプロジェクトとして自宅の購入手続きと引っ越しが入ってきたりして、結局1週間ほど体調を崩して寝込んでしまっていたのも10月の話です。いやはやアレはひどかった...。

総括

TL; DR

「人生最大のモテ期」と思うほど今年はお客様に恵まれました。契約に至った新規のお客様は(2019年の仕込み分も含みますが)6社、既存顧客からも毎年コンスタントに仕事を発注していただき、おかげさまで今年の売上は過去最高となりました。売上金額については次回の投稿となる「2021年の目標」にて。

要約をせずにグダグダと

コロナ禍と「在宅ワーク

コロナ禍における生活様式の変容、というくくりで、「在宅ワーク」という働き方が急激に認知されたとは思うのですが、それが今年1年の受注につながったとは考えていません。ただ、在宅ワークに慣れているからこそ、引き合いに対して『適切に』対応ができ、受注につながったのかな、とは感じています。

営業の芽が出た

大切なところはここかな、とは思っています。昨年(2019年)は収益を上げることも大切でしたが、リテンションにも新規獲得にもそれなりに力を入れていました。大きなリテンション営業をしていませんでしたが、既存のお客様に対しては「いつでも仕事ができますよ」というスタイルで(いまでもそうですが)やっています。

新規獲得に関しては、力は入れたにせよ、「緩募」的な感じでアピールを続けていたので、

自身の体調について

おかげさまで脳梗塞の再発はまだ起こっておらず、1週間くらい、おそらく腸炎と思われるひどい下痢で脱水症状を起こして寝込んだのが10月にあったくらいで、体調自体はそれほど悪化しているわけではなさそうです。

ただ、コロナの影響で、昨年まで通っていたスポーツジムは通うのを止めることになり*4、運動の量が一時的に、特に春から初夏にかけてはほぼゼロになったのはちょっとした問題でした。室内でもできるトレーニング方法を調べて一時的にやってみたところそれなりの成果が出たので、今後も自宅や公園でのトレーニングに切り替えて運動不足の解消や健康維持に努めたいです。

「来年2020年の展望」の回答

racchie.hatenablog.com

昨年の総括を見て、ちょっと笑ってしまいましたが、実は昨年~今年前半にかけての納品予定となっていた案件が、コロナ禍で一時的に案件がストップしてしまい、結局今年(2020年末)にいったん納品、さらにブラッシュアップを来年(2021年)に行う、という予定になりました。基本的に半年程度大きなプロジェクトについては予定のずれが発生していて、今のところは「次の予定」に影響を及ぼさない程度ではあるものの、今後の動きによっては混乱が生じる恐れもあって、スケジュール的には予断を許さないところです。

もう一つ、「ブルーオーシャン」の話は、おそらく講師の案件を指しているはずです。プログラマ/SEとしての責務とは全く異なる、プログラムの書き方やその考え方を教えるという仕事は、ただプログラムが書けるだけではなく、体系立てて教えるというスキルが求められ、私の経験から*5参入が可能であり、ニーズのほうが多い仕事なんだろうな、とは思っていたのですが、実際に参入してみたところ、予想通りの感触で、スキルレベルも考えるとしばらくはこの手の仕事を「副業」としてやることは『アリ』かな、と思っています。

2020年に覚えたこと

すごくたくさんある気がします。実は、プログラミング研修の仕事をするにあたり、プログラムの基礎について事前の研修があり、それにできるだけ参加するようにしていました。特に研修直前の研修はコロナの影響でオンラインでの開催になっていて、参加しやすかったというのもあり、可能な限り出席をするようにしていました。

言語編

具体的に覚えた言語はなく、結局この数年目標にしているGo言語の習得は今年もお預けとなりました。今年業務で使った言語は、

加えて、DB系を扱う業務(PHPの項目でもDBを絡めたWebアプリが並んでいます)が多かったことから、SQLの記述回数も大変多かったなぁ、という印象を持っています。

その他編

Javaのプログラミング研修の関係で、MVCモデルについてきちんと学ぶ機会ができました。そして、Flutter/Dartに戻ってMVVM(Model-View-ViewModel)モデルについても少しだけですが知見を得ることができました。

それ以外だと、

  • 開発のメインマシンをWindows10にしたこと
    • WSL2との組み合わせで開発を行うようにしたこと
  • Docker/docker-composeの積極的な利用:Vagrantからの移行*7
    • クラウドサービス上でのDockerコンテナの利用(AWS ECS/Heroku)

といったところを習得したように思います。なかなか多忙な毎日を送っていて、いつも通り「付け焼刃」的な学び方ではありますが、それでも実績を作っています。

来年2021年の展望

展望なんてないですけどね(笑)。

と、毎年お約束の言葉を書いてみたのですが、正直なところ、来年(2021年)に明るい展望を見出すことはできていません。コロナ禍の再来、というか、来年の前半も今年と同様に経済活動の停滞を起こすレベルでコロナが蔓延するのではないかな、と、あえて言うなら若干悲観的な展望を持っています。

実際に今年私も契約の打ち切りや延期が相次ぎましたし、今年と同じレベルでコロナウィルスの感染が広がるとすれば、私の仕事も同じような状況になるだろうし、さらに受注がもらえなくなる可能性すらあると考えれば、あまり楽観視はできないかな、と正直思っています。

ただ、「現状維持」という目標を立てるのだとすれば、新規顧客・既存顧客ともに積極的かつ確実な営業を行って、「拾える」仕事は着実に拾わないと、売上に関しての現状維持は難しいだろうと思います*8

私自身は、今年初めて受託した「講師」という仕事についてはメインの仕事ではないと思っていますし、実際のところ、講師の外注に関しては繁忙期のみの対応であることはクライアントさんからも伺っていて、副業というか「出稼ぎ*9」とでも言おうか、いずれにしても短期的なモノであり、むしろ「複業(パラレルワーク)」というイメージで仕事をしています。したがって、あまりIT系講師の仕事を積極的にやっていこうとは思っていませんが、売上のためには出稼ぎもやむなしかな、とは思います。

もっとも、少し時間に余裕ができたら自分でコンテンツを作る方向に向かうのも悪くないかな、とは思っています。それこそ今年の思い付きの抱負でYouTuberとか言っていましたが、配信できるコンテンツのネタとしてはレクチャー系動画という方向も考えられるわけで*10、唯一明るい展望があるとすればオウンドコンテンツの作成なんでしょうかね*11

(最後に)ご挨拶を

繰り返しになりますが、本当に「コロナ」に振り回された一年であったと思いますよ、どの業界でも。それこそ『コロナだろうが何だろうが副業でガッポガッポ』みたいなMLM系の方たちですら悪い影響があったんではなかったろうか、と思うくらい。でも、誰が悪いわけでもないし、自助多助公助とか言いますが、まずは自分の身を自分で守ることができただけでもよしとしたいです。そのうえ皆様のお力添えもあってそこそこ収益もありましたし、本当に周りの人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。

最後になりました。

お仕事の関係者の皆様、そして、何の因果かこのブログにたどり着き、何らかの記事を読んでくださった名も知らぬ皆様、そして家族・友人の皆々様、旧年中は大変お世話になりました。皆様のおかげで今年一年なんとか生き抜くことができました。

来年2020年も変わらずお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

末筆となりましたが、読んでいただいている皆々様のご健勝をお祈りいたして筆を起きます。

来年は少しだけゆっくりしたいなぁ。気持ちの面で特に。

*1:11月中旬に書いています。まだ「100%本決まり」ではないので、家の購入自体はまだ完了していません。予定が11月末になっているので。

*2:記事アップの10日くらい前、12/17に少し加筆をしているのですが、無事購入手続きは11末で完了、引っ越し先の諸手続きを進めていますが、引っ越し元の荷物をまとめたりすることがなかなかできていなかったりします。大掃除のタイミングで一気に片付けたい...。

*3:毎年7~9月は単発仕事ばかりしていますね...。

*4:都度会員だったので退会などの手間がなかったのは助かりました。

*5:塾講師のアルバイトから始まって、家庭教師やセミナー講師まで、意外と人前でしゃべる仕事はやっていました。

*6:2020年で一番使った言語です。

*7:Vagrantはまだ開発で使っています。受託で使うことも多いです。

*8:現状維持だから「座して待つ」のは平常時でもおかしい話だとは思うんですけどね。現状に満足して胡坐をかいている、ということですもんね。

*9:普段家で仕事をしている私が八王子の片田舎から毎日都会に出ていく姿は、ヨメから見ても私自身が見ても、そう見えてしまっていました。悪い意味ではなく。

*10:もちろんただのレクチャー系動画では差別化できないのでやりませんが。

*11:時間があれば、です。正直現状はブログのコンテンツを作るだけでも必死です。昨年の年末くらいにはストックが結構あったのですが、だいぶ減ってきました。しかも今年趣味ブログも開設したので記事を書く量は倍に増えていますから。困った困った。